阿耨多羅三藐三菩提

スピリチュアリティー

 高校生のとき、授業で仏教の話をしていた先生が、サンスクリット語のことに触れたことを覚えています。その時はテストに出ると思い記憶はしましたが、宗教に関心がなかったので聞き流していました。しかし、あらためて調べてみるとサンスクリット語は日本の文化に溶け込んでいるようです。

 例えば、「仏陀」(ブッダ)はサンスクリット語の「Buddha」を音写した当て字です。意味は「目覚めた者」「悟った人」。そして「仏」にも「陀」にも本来はそれ自身の意味はないようです。

 他にも「阿弥陀」もサンスクリット語の 「Amita」を音写した当て字です。「Amita」はAmitābha(アミターバ) または Amitāyus(アミターユス)を略したもので、Amitābha が無量光(量りしれない光)、Amitāyus が無量寿(量りしれない寿命)という意味です。

 また、菩薩は bodhisattva(ボーディサットヴァ)、涅槃は nirvāṇa(ニルバーナ)の音写、当て字です。

 お恥ずかしい話ですが、いつかあるお経を聞いていた時、「阿耨多羅三藐三菩提」(あのくたらさんみゃくさんぼだい)という部分があって、これは極楽浄土の中の山脈ではないか、と思っていました。これも anuttara-samyak-saṃbodhiの音写で、意味は、真理を悟った境地です。