転校生 トロイメライ

リラックスタイム

 尾道は新幹線の新尾道駅で停車したぐらいで行ったことがありませんが、映画「転校生」を観てからは何度も行った気持ちになっています。作家の林芙美子さんが住んでいたことは知っていましたが、この映画のおかげでより親近感を感じるようになりました。

 「転校生」は主人公の斉藤一夫(尾美としのり)と斉藤一美(小林聡美)のお互いの心(身体?)が入れ替わってしまい、戸惑いながらも困難を乗り越えていく物語です。
 思春期の性を扱っていますが、戸惑う二人を優しい目で描いています。小林さんは、映画のいくつかのシーンで大胆な演技をしていて、当時高校生だった彼女としては勇気がいったのではないかと思います。尾美さんも、女性の心が乗り移った男性役が見事でした。

 映画の最初と最後の場面(ここはモノクロームになっている)で、尾道の風景とともにシュ-マンのトロイメライが流れます。この他にも、チャイコフスキ-のアンダンテ・カンタービレ、マスネのタイスの瞑想曲、バッハのG線上のアリア、オッフェンバックの天国と地獄序曲、などのクラシック音楽が楽しめます。